香織る
キッチン担当の”香織る”です。
古来よりインドに伝わる伝統医学のアーユルヴェーダでは
「食事が適切であれば薬はいらない」
という言葉があり、これは私たちが日々口にする食べ物で身体は作られており、
その食事がきちんと整っているものであれば不調をきたす事もなく薬も不要である。
という考え方を表します。
世界のあらゆる食にアクセスできる飲食飽和時代と言われる現代日本の食ですが、
“香織る”は美味しいだけに留まらずあなたの身体と心の調子を整える一助となる食事体験をお届けします。
そして音楽もまた私たちの人生の日々を形づくる欠かすことのできない存在です。
この場所があなたの人生の旅路にとっての指針となる北極星(=Poralis)となれるよう
精一杯尽力させて頂きます。
“香織る”ではランチメニューとして南インドで大変ポピュラーなスパイス定食『ミールス』と最近料理界隈で大注目のスパイス炊き込みごはん『ビリヤニ』の提供を予定しています。

『ミールス』とはライスを主食に、サンバル(豆と野菜の煮込みカレー)、ラッサム(酸味のあるスープ)、ダル(豆カレー)、ポリヤル(野菜の炒め物)、ヨーグルト、アチャール(漬物)、パパド(豆せんべい)など、複数のスパイスおかずがワンプレートまたはバナナの葉の上に盛り付けられた南インドスタイルの食事です。
『ビリヤニ』は炊き込みご飯に相当するインド料理のひとつで、米と具材(野菜や魚介類も使われることがあるが主には鶏や羊などの肉)を米とともにスパイスを効かせて調理します。結婚式などのハレの日に供される華やかな料理で、調理に手間と特殊な技術が必要なご馳走料理とも言われます。
“香織る”では必ずしもこのミールス、ビリヤニをインド的手法の料理だけで構成するということに囚われる事なく医食同源に則った、身体に優しくも滋味深い日本人の味覚にあったアジア亜大陸のスパイス食を提供する心積もりです。